沖幸子イメージ
昆布の話

郷里の高校の後輩から何種かの昆布が送られてきました。
私が「昆布の佃煮」を手作りしていることを聞いて送ってくれたらしいのです。創業明治12年の老舗は、姫路にある長尾食品。直販店もある昆布一筋の海産物問屋です。一緒に送ってくれた資料によると昆布にもいろいろな種類があるようです。
日本には45種類くらいだそうで、大部分が北海道沿岸でとれるとか。最近、昆布が健康食として見直されているわけは、カルシウム、ビタミン、ミネラル、植物繊維が豊富に含まれるアルカリ食品だからです。
また、昆布のラミニンというアミノ酸は血圧を下げ、脳卒中を防いだりしてくれるそうです。他にもカルシウムを多く含む昆布は丈夫な骨を作り、少々のことで「カッ」と切れないような精神安定剤の効果もあるそう。成長期の子供たち、そして更年期障害の中高年にも必要不可欠だとか。
ヨードも多く含まれ、ホルモンに作用し、肌を美しく保つ美容効果もいっぱい。
ついでながら昆布1グラムには約6ミリグラムのカルシウムが含まれているそうです。
人が一日に必要なカルシウム量600−900ミリグラムだとすれば、毎日昆布を食べることで少しでも補えるというわけ。今話題の骨粗しょう症の予防にもなるのです。
ついでながら、上手な昆布の選び方は、緑褐色でツヤがあること。香りもよく、よく乾燥した肉厚のものがいいとか。
というわけで、今回はさらに上等の昆布から自家製佃煮が出来上がりました。

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